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広告のCPAとROAS・費用対効果の計算方法|粗利で見て元が取れたか分かる計算機つき
2026年10月5日
- 広告のCPA(1件あたりの費用)は、かかった費用を件数で割って出します。
- 元が取れたかは、売上ではなく粗利で見ます。
- ROASは費用に対する売上の割合で、売上がその広告から来た分だと分かる時だけ使います。
- 読まれた数・問い合わせ・成約の段階ごとに出すと、どこで止まっているかが分かります。
チラシや広告にお金をかけたけれど、1件の反響にいくらかかったのか、元が取れたのかが分からない。
先に答えを言うと、1件あたりの費用(CPA)は「かかった費用 ÷ 件数」で出し、元が取れたかは売上ではなく粗利で見ます。
この記事では、読まれた数・問い合わせ・成約の段階ごとに数字を出す式と、ROASとの違い、その場で計算できる計算機を載せます。
表の数字は、すべて説明のための架空の例です。
- 1広告費は払ったが、1件にいくらかかったか分からない
- 2売上は増えたが、広告の分で元が取れたか分からない
- 3紙の広告は、読まれた数が分からず、どの段階で止まったか見えない
- 1費用を件数で割って、問い合わせ1件・成約1件あたりの費用が出せる
- 2粗利で見て、何件で元が取れるかが分かる
- 3QRで読まれた数を取り、段階ごとに止まった所を見つけられる
CPA(1件あたりの費用)は、どう計算する?
CPAは、1件の反響を取るのにかかった費用です。
式は1つです。
CPAの式
- CPA(円)= かかった費用 ÷ 件数
- 件数に何を入れるかで、意味が変わる。
問い合わせ件数で割れば問い合わせ1件の費用、成約件数で割れば成約1件の費用 - 費用に何を含めるか(印刷・配布・デザイン・掲載料)は、先に決めて、毎回そろえる
例(架空):費用40,000円で、問い合わせが6件、成約が2件なら、問い合わせ1件あたりは約6,667円、成約1件あたりは20,000円です。
どちらのCPAを見ているのか、言葉をそろえておいてください。
問い合わせのCPAだけ見て安いと思っても、成約が少なければ、成約のCPAは高くなります。
PRQRコード解析くんでできること(30秒)
読まれた数・問い合わせ・成約は、段階ごとにどう見る?
紙の広告の反響は、段階を追って減っていきます。
どの段階の割合が低いかを見ると、直す所が分かります。
| 段階 | 式 | 数える所 |
|---|---|---|
| 配った → 読まれた | QRが読まれた数 ÷ 配った枚数 | QRコード解析くん |
| 読まれた → 問い合わせ | 問い合わせの件数 ÷ QRが読まれた数 | お店の記録 |
| 問い合わせ → 成約 | 成約の件数 ÷ 問い合わせの件数 | お店の記録 |
QRが読まれた数は、QRを分けて作れば、媒体ごと・地区ごとに出せます。
問い合わせと成約は、お店で数えます。
QRを読まずに電話した人は、読まれた数に入らないので、割合は目安です。

その場で計算するには?(CPA・ROAS・費用対効果の計算機)
下の計算機に、費用・件数・1件の粗利などを入れると、CPAとROAS、粗利で見た損得が出ます。
分からない欄は空にしてください。
CPA・ROAS・費用対効果の計算機(数字を入れるだけ)
| QRが読まれた率 | - |
|---|---|
| 読まれた数のうち、問い合わせた割合 | - |
| 問い合わせのうち、成約した割合 | - |
| 問い合わせ1件あたりの費用 | - |
| 成約1件あたりの費用(CPA) | - |
| ROAS(売上÷費用×100) | - |
| 粗利の合計 − 費用 | - |
| 粗利÷費用 | - |
| 元が取れる成約の件数 | - |
最初に入っている数字は、使い方を見せるための架空の例です。自分の数字に書き換えてください。入れた数字はどこにも送られません(この画面の中だけで計算します)。
最初に入っている架空の例では、5,000枚配って、QRが30回読まれ、問い合わせが6件、成約が2件です。
読まれた率は0.6%、読まれた数のうち問い合わせた割合は20%、問い合わせのうち成約した割合は約33.3%です。
粗利で見ると、元が取れたかどうかはどう分かる?
売上が増えても、そのうち仕入れや原価に使った分は残りません。
元が取れたかは、売上から原価を引いた粗利で見ます。
粗利で見る式
- 粗利の合計 − 費用 = 広告で増えた儲け(マイナスなら赤字)
- 粗利の合計 ÷ 費用 = 1円の費用で何円の粗利が出たか
- 元が取れる成約の件数 = 費用 ÷ 1件の粗利
先ほどの架空の例で、1件の粗利が25,000円なら、成約2件で粗利は50,000円です。
費用40,000円を引くと、10,000円のプラスです。
粗利÷費用は1.25倍。
元が取れるのは、40,000 ÷ 25,000 で1.6件、つまり2件からです。
呼び方は、会社や本によって違います。名前より、式を決めて毎回同じ式で出すことが大事です。リピートのある商売は、初回の粗利だけで見るか、通算で見るかを決めて、毎回そろえてください。
ROASとCPAは、何が違う?ROASの計算は?
ROAS(ロアス)は、広告費に対して、売上がどれだけ出たかを見る数字です。
式は「広告経由の売上 ÷ 広告費 × 100(%)」です。
費用40,000円で売上が100,000円なら、ROASは250%です。
| CPA | ROAS | |
|---|---|---|
| 何を見るか | 1件にいくらかかったか | 費用に対して売上がいくら出たか |
| 式 | 費用 ÷ 件数 | 売上 ÷ 費用 × 100 |
| 小さい方が良い? | 小さい方が良い | 大きい方が良い |
| 知りたい時 | 1件を取る費用の上限を決めたい | 売上で見て、広告に出せる費用を決めたい |
紙の広告でROASを使う時は、注意が1つあります。
売上が、その広告から来た分だと分かる時だけ、使ってください。
チラシを見て来たお客様の売上が分けて数えられない時は、ROASは出せません。
そのときは、成約の件数と、1件の粗利を使うCPAと粗利の見方が向いています。
ROASは売上で見るので、粗利が小さい商売では、ROASが高くても儲かっていないことがあります。
粗利率が50%なら、ROASが200%で費用と粗利が同じになります(売上÷費用が2倍で、粗利が費用と等しい)。
ROASの目標は、粗利率から逆算して決めてください。

数字が悪い時は、どの段階を見直す?
| 低い所 | 疑う所 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 読まれた率が低い | 配る場所・紙面 | 地区ごとのQRで差を見る。「チラシの反応がない時に見直すこと」 |
| 読まれたのに、問い合わせが少ない | QRの行き先のページ・連絡のしやすさ | 行き先のページを見直す |
| 問い合わせたのに、成約が少ない | 対応・見積り・価格 | QRではなく、お店の対応を見直す |
いずれも、疑う所を示しているだけで、原因の断定ではありません。
件数が少ない時は、1回の数字でぶれます。
2〜3回分を足してから判断してください。
QRの分け方は「紙の広告の効果測定のやり方」、反響率の目安は「ポスティングの効果は反響率で見る」に書きました。
QRの条件も確かめておいてください。
登録なしでは、QRは3個まで、https で始まるURLだけで、短縮URLは使えません。
作った後に行き先は変えられず、見られる数字は直近30日分です。
画面に出る「あとで見るためのURL」をなくすと、元に戻れません。
1年使われないと、QRの転送ごと削除されることがあります(メールで登録した無料アカウントは、削除の30日前にメールでお知らせします)。
メールで無料登録すると、5個まで・90日分・行き先の変更ができます。
6個以上は、ライト(月500円・税込)で50個まで作れます。
よくある質問
CPAは、どう計算しますか?
かかった費用を、件数で割ります。
問い合わせ件数で割れば問い合わせ1件の費用、成約件数で割れば成約1件の費用です。
費用に何を含めるか(印刷・配布・デザイン・掲載料)を決めて、毎回そろえてください。
広告の費用対効果は、どう計算しますか?
売上ではなく粗利で見ます。
粗利の合計から費用を引くと、広告で増えた儲けが出ます。
粗利の合計を費用で割ると、1円の費用で何円の粗利が出たかが分かります。
呼び方は会社で違うので、式をそろえて毎回同じように出してください。
ROASの計算方法は?
広告経由の売上を広告費で割って、100をかけます。
費用40,000円で売上100,000円なら250%です。
売上が広告から来た分だと分かる時だけ使います。
粗利が小さい商売では、ROASが高くても儲からないことがあるので、粗利率から目標を決めてください。
ROASとCPAは、どう使い分けますか?
1件を取る費用の上限を決めたい時はCPA、費用に対して売上がどれだけ出たかを見たい時はROASです。
紙の広告で売上が広告ごとに分けられない時は、CPAと粗利の見方が向いています。
チラシの費用対効果は、どう見ればいいですか?
配った枚数、QRが読まれた数、問い合わせ、成約の件数を段階ごとに出し、成約の粗利の合計と費用を比べます。
QRを地区ごとに分けると、読まれた数が地区ごとに出ます。

